伊万里、唐津、名護屋

 朝から雨。今日は、伊万里で焼物を見る、それから、昨夜食べ逃した活イカを追いかける、と走り出す。伊万里、鍋島、有田、このあたりの焼物にはそれぞれブランド名がついているがその関係が解らない。加えて、鍋島染付だとか、色鍋島、鍋島青磁に、古伊万里と呼ばれるものもある。ひっくるめて「伊万里」と呼ぶらしいが、、、

 伊万里市・大川内山地区―鍋島藩御用窯が置かれたところ―を訪れる。 ここでは、技法が漏れないよう、険しい地形を利用し職人たちが厳しい監督下に置かれた。

  30数件の窯元が伝統、技法を現在の伊万里焼に受け継ぐとされるが、”伊万里とはこれ!”というものを見出すことが浅学の私には出来ない。買い求めたのはB級品と
表示された”ぐい飲み”ひとつ、850円。 集めた陶磁器の多くを阪神大震災で失った知人の言葉、「もう買わない、もし、どうしても気にいって手にいれたら飾るのではなく”こき使う”」。

 唐津、古くから大陸との交易の中心. 舞鶴城とも呼ばれる優美な唐津城と、不安
定に揺れる桟橋から水上バスに器用に乗り移る女学生の姿が印象的、お祭り「唐津くんち」の時に来てみたい。

 昨夜、平戸でふらりと入った寿司屋が大正解。つまみで頼んだ、ヒラメ、ウチワ海老、ヒラマサの造りが絶品、だが、期待していた活イカは最後に頼んだちらし寿司で隠れるように出てきただけ。これを食べなければ!と”活イカ”の呼子を目指す。途中、朝鮮征伐・名護屋城の荘大な遺構に、秀吉の狂気を知り、次いで、呼子の宿が、週末の金曜日、すべて満室であることに、己の食気の沙汰を知る。明日の朝市に賭けよう!

 今日の泊は、呼子から20KM,棚田と海が美しい唐津市国民宿舎「いろは島」、温
泉・朝晩飯付き6,765円。

(3.14 記)

千葉県柏市在住 河内のオッサン

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