人は怒って頭に来ると、とたんに
ボキャブラリー不足に陥る。

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人は怒って頭に来ると、とたんにボキャブラリー不足に陥る。

カッカッカッとか、ワナワナワナとなると
豊富な知識の泉がピタッとフタを閉じて、原始に戻る。

とはいえ、アホッとかバカッとかそんなシンプルな語では
気が収まらないから、その人独特の言い回しが飛び出す。
怒りが「定番」の回路を通って口に出てくるのだ。

わが家では、「開いた口がふさがらんわ」「常識では考えられん」と
並ぶ定番が、「ええ年ころがして」である。

それを、怒髪天をつく勢いで怒るのだ。

結婚した当初は、こわいのとびっくり半分に、「ええ年ころがして」の
言い回しがおかしいの半分で、頭も表情もフリーズ状態。

以来、今日まで「ええ年ころがして」を何回聞いたことだろう。

年をころがす、というのは面白い。

昔、「茶、しばこか」とかいうのを聞いたときも、おもしろビックリだったけど。

そうか、年とはころがすものか? いや、ころがしてはいけないものってこと?

いまいち、わからないがこの耳タコ語をタイトルにいただいた。

今年12月はじめての60代に踏み込もうとする今も、ころがしつつある日々が
読んでくださる方の気分転換になることを祈って…。

おつきあいくださいませ。

*写真は沖縄で赤瓦のシーサーを作る作家、諸見里剛さんのmyシーサー。

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