賀関、臼杵、佐

9.30AM三崎出港、10:40佐賀関着のフェリーで九州へ。風力発電の大風車が宇和海に出て行くフェリーを見送ってくれた。フェリーでは松山からパック旅行の団体に遭遇。オバちゃんたちの元気なこと、70分間、食べっぱなし、しゃべりっぱなし。30人ほどの団体に男性はたったの一人。オッちゃんももう少し頑張らないと!

佐賀関から臼杵へ、60余体の国宝・磨崖仏を訪ねる。平安時代から鎌倉時代にかけて彫られたとされるが脚光を浴びだしたのはそれほど古いことではない。大正時代、湯川秀樹博士の父君がこの石仏の素晴らしさを世に知らしめた。奈良京都に多い木像、塑像、の仏様の雰囲気とはかなり異なり、敦煌をはじめとする中央アジア各地に残る仏像に近い。

臼杵は、凝灰岩の石畳で覆われた細い道、多くの寺院、武家屋敷が調和した静かな町だ。

 

臼杵から竹田を目指した。5Kmほど行ったところで、「内陸は寒いのでは?やはり海辺の町がいい!」と方向転換、佐伯に来てしまった。安ホテルにチェックインして、カメラを肩に町を歩く。不思議な町だ! おおよそ500m x 200m の中心部に、武家屋敷と国木田独歩館がメインの格調高い「歴史と文学の道」、いくつかの立派な寺院、町の規模に分不相応?な商店街、歓楽街、加えて、文武両道で名をはす佐伯鶴城高校までがてんこ盛りで詰まっている。佐伯港は海上自衛隊の寄港地のひとつでもあるが、漁船沈没事件の影響もあるのだろう、歓楽街の灯の多くは消えていた。

(3.6 記)

千葉県柏市在住 河内のオッサン

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